事業成果物名

2009年度DNA採取・保管による危機管理対策報告書

団体名

事業成果物概要

「助成事業の概要」

1.事業名
 DNA採取・保管による危機管理対策

2.目的
 現在、大規模災害や事件、事故の犠牲者となった場合、歯型や治療痕をもとに「歯科的所見」を用いて身元確認がなされている。しかし、遺体の損傷が激しく「歯科的所見」での身元確認が困難な場合もあり、このような場合はDNAによる身元確認が有効と考えられる。
 近年、東海地方では、東海・東南海沖地震の発生が危惧され、大規模災害による被害が及ぶ危険度が高まっている。また、国際的ニーズの高まりから、国際協力等で海外での人道活動や支援活動の機会も増え、それに伴い事故・事件に巻き込まれる危険度も増加している。
 そこで、万一の場合に備え個人のDNA採取・保管を危機管理対策ツールとして普及させ、国民の危機管理意識を高めることを目的とする。

3.事業内容
(1)国際機関でのデモ採取・保管
 カンボジアで井戸掘り事業や小学校校舎建設、歯科診療活動等の支援活動を行っているNPO法人SCHEC、また、海外で地雷撤去処理を行っている認定特定非営利活動法人 日本地雷処理を支援する会(JMAS)の計39名の方に対して、DNA試料採取・保管事業を実施した。

(2)津波、地滑り等災害危険地域の居住住民へのデモ採取・保管
1)東海・東南海地震を想定した、愛知県吉良町総合防災訓練に、「DNA採取保管事業の啓発・デモ」として参加し、地元住民及び訓練に参加している方に対して、啓発活動を行った。7月には防災ボランティアの地域住民に対してもDNA採取保管の講演を行った。

2)豊橋市、幡豆郡、江南市、東海市の消防隊員、高度救助隊員に対して、DNA試料採取・保管事業を実施した。

3)中部国際空港(セントレア)において、DNA採取保管事業説明会を開催、また希望者に対して、DNA試料採取・保管事業を実施した。180名(内25名DNA採取)

助成機関

事業成果物種類

報告書

事業成果物

事業成果物名

2009年度DNA採取・保管による危機管理対策報告書

ファイル

形式:PDF 容量:219KB
事業成果物をダウンロードする
  • 戻る