事業成果物名 |
0702うるおいのある健康福祉のまちづくり推進に関する研究
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団体名 |
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事業成果物概要 |
1.事業名
うるおいのある健康福祉のまちづくり推進に関する研究 2.目的 世界一の長寿国となった我が国では、長命であるだけではなく、元気で活動的に生活できる健康寿命をいかに延ばすかが課題となっている。このためには、若い時期からの継続的な健康づくりが必要であり、活力ある地域社会の形成を図るうえでも、地方自治体では住民の健康づくりを積極的に支援することが求められている。 また、近年は心身の癒し等を目的とした「健康ツーリズム」が注目を集めており、地域が有する優れた自然や健康増進施設等の地域資源を、積極的に活用することにより、新たな観光・交流の展開が期待されている。 本研究は、住民の健康実態を明らかにすることにより、今後の健康づくり支援のあり方を検討するとともに、地域の健康増進資源を活用した新たな健康ツーリズムの可能性や今後の方策等を検討することを目的として実施した。 3.事業内容 ① 市民の健康づくりに係る意識・意向・行動の現状と課題の把握 市民の健康づくりの現状と課題を把握するため、市民3,000人を対象とした「市民の健康に関する意識調査」(アンケート調査)を実施した。 また、市保健事業の利用者を対象にヒアリング調査を実施するとともに、市内の大学、事業所、健康保険組合等に対してヒアリング調査を行い、市民各層の健康づくりの現状と課題を把握した。 ② 市民をとりまく健康づくり環境の現状と課題の把握 市民の健康づくり環境を把握するため、市内の保健・医療・福祉機関、健康増進施設、事業所等の設置・運営状況を把握するとともに、主要機関・施設等に対してヒアリング調査を実施した。 ③ 鴨川市(以下、本市という)における健康ツーリズムの現状と課題の把握 観光統計調査、観光事業者等に対するヒアリング調査から、本市の観光・交流の現状・課題を把握した。 また、健康ツーリズムの現状・可能性を把握するため、心身の癒し等を目的に来訪する観光客を対象に「健康ツーリズムに関する来市者調査」(主要観光施設、医療施設等の利用者アンケート調査、ヒアリング調査)を実施し、観光・交流の現状・意識を把握する。あわせて、市内の観光ツーリズム資源状況等を把握するため、市内大学(観光学部の教員、学生)、医療機関、観光事業者等に対してヒアリング調査を実施した。 ④ 先進事例の把握 市民の健康増進施策、健康ツーリズム等に取り組む先進事例地を調査(事例訪問調査2ヶ所程度、文献調査10ヶ所程度)し、現状及び課題等を把握した。 ⑥ 市民に対する効果的な健康増進策の検討 ①~④を踏まえ、市民の生涯各期の健康づくりを支援するため、健康づくり支援の考え方や効果的な健康増進施策等について検討した。 ⑥ 健康と観光を結びつけた「健康ツーリズム」の可能性と方向性等の検討 ①~⑤を踏まえ、本市における「健康ツーリズム」の実現の可能性と今後の展開方策、実現にむけた大学、医療機関、観光事業者、行政との連携・推進のあり方等について検討した。 |
助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |